郵便局で毎年募集されている、年賀状を仕分ける短期バイト。
仕事内容はごくシンプルで、高校生や大学生でも比較的カンタンにこなせます。
募集から採用・出勤までの主な流れは以下の通りです。
- 募集:10月中から
- 面接:11月上旬から中旬
- 採用連絡:12月上旬
- 勤務開始:12月23日ごろ~
とはいえ、初挑戦のバイトに応募するのはなかなかハードルが高いですよね。
ということで、この記事では実際に年賀状仕分けバイトを経験した私が応募から採用までの流れやシフト、きつかった点など体験談を紹介します。
実際の給料や、面接で不合格にならないポイントもご紹介するので、参考になれば幸いです。
募集は10月から 応募から採用までの流れ
年賀状バイトの応募はだいたい10月中に受け付けられます。
10月の後半になるほど数が埋まってしまうので、早めに応募することをおすすめします。
人出が足りず11月に追加募集がかかるときもありますが、かなり稀なケースです。
応募方法はカンタン。
- 日本郵便の公式ホームページへアクセス。
- 「採用情報」>「アルバイト採用」を開く
- 検索ボックスから都道府県、職種「短期 年賀仕分けスタッフ」を選択
- 通いたい郵便局を選び、必要情報を書いて送信。
私が応募をしたときは、後日郵便局から自宅に封筒が届きました。
- 履歴書
- シフト希望用紙
- 面接の案内書
など、封筒には面接時に必要な書類が入っていますので、大切に保管しておきましょう。
【シフト用紙の書き方】
①12/21~1/7くらいの期間で出勤できない日に「×」を付ける
②「9:00~」「13:00~」「17:00~」のうち希望の時間帯を選ぶ
シフト用紙と履歴書は事前に記入しておき、面接時に提出します。
面接は11月上旬。服装は自由
年賀状バイトの面接は、ほぼ全員同じ日に一斉に行われます。
候補日が3つくらい設けられていて、都合の良い日を選んで行くというスタイルです。
郵便局から届く封筒でお知らせしてもらえますが、面接日はだいたい11月の上旬です。
私は11月第1週目の土日に行きました。
ちなみに「面接」といっても短期バイトの大量募集なので、堅苦しい感じは無く、服装も私服で問題ありませんよ。
私が会場に向かったときは一番乗りだったので、受付で名前を確認すると面接の席へ即案内されました。
面接時、書いてきた履歴書とシフト希望用紙を面接官の職員さんに渡し、具体的な質問に答えます。
「寒い場所での立ち仕事ですが大丈夫ですか?」「通勤の交通手段は何ですか?」といった確認をされました。
(合格のポイントについては後ほどお伝えします)
採用連絡は12月中旬
面接結果は12月の中旬ごろに封書で届きました。
「採用連絡来ないな…」と不安になって調べたことろ、11月下旬から12月中旬まで郵便局によってバラつきがあるようです。
届いた封筒には「よろしくお願いします」という旨とともに、決定したシフトの詳細が記載されていました。
面接で合格できるポイントは「出勤日数と時間」
個人的見解ですが、年賀状バイトの合否を分けるポイントは、出勤可能な日数と希望のシフト時間です。
出勤できない日数は少ないほど良いです。
中でも年賀状がもっとも集中する12/26~31に入れるとベスト。
また午前中や昼間のシフトは高校生や主婦の方が多いため、17:00以降の遅い時間帯が狙い目です。
私は希望時間について面接時に「どれでも大丈夫です」と伝えたところ、職員さんに「助かります」と言われ「17:00~」のシフトに配属されました。
「不合格になりたくない…!」と思う人は、出勤可能日を1日でも多く設定し、12/26~31は空けておきましょう。
年賀状仕分けバイトのシフト量。大晦日や元旦は休める?
「希望時間:いつでも」「12/23以外すべて出勤可能」で提出した結果、私の実際のシフト内容はこんなカンジでした。
- 出勤:12/25~30,1/2,3
- 出勤数:8回
- シフト:17時~21時
- 休日:12/31、1/1
クリスマスから6連勤、2日休んで2連勤というシフトに。
他のアルバイトさんを見ても、だいたいみんな8回出勤で統一されているようでした。
また私がお世話になった郵便局では、大晦日と元旦はアルバイトは休みと事前に決まっていました。
これは郵便局にもよると思いますので、気になる人は面接時に確認してみてください。
いよいよ年賀状バイト出勤!夜シフトの仕事内容は?
では、いよいよ気になる仕事内容について。
年賀状の仕分けバイトといっても、シフトの時間帯によって仕事内容や仕事量は異なるそうです。
ということで、ここでは私が経験した夜シフトの仕事内容をご紹介していきます。
ただし、私がお世話になったのは地方の郵便局だったため、都会や中心市街地の大きな郵便局の場合は異なる可能性もあることはご了承ください。
バイト内容①:宛先を県内と県外に仕分ける
ポストから回収されカゴに積まれた大量の年賀状を、「県内宛て」と「県外宛て」に仕分けます。
宛名を一枚一枚チェックして、仕切りが付いた箱に入れていくだけ。
宛名無しや明らかな誤字、立体的で派手なシール等がついているハガキは別で仕分けます。
バイト内容②:住所別に仕分ける
「県内宛て」に分類された年賀状を、さらに郵便番号別に仕分けます。
こちらも郵便番号別に仕分けられている箱があり、1枚1枚確認して年賀状を入れていくだけ。
ノルマ等は無かったので、完全にサボらない限り仕事が遅くても怒られることはほぼありません。
焦らず、自分のペースで仕事できますよ。
年賀状バイトできつかったところ、良かったところ
お察しの通り、年賀仕分けバイトの仕事はめちゃめちゃ簡単です。
とはいえ、8日の出勤をする中でキツかったこともありました。
- 倉庫内が寒い&立ちっぱなし
- とにかく連勤
- 極寒&雪の中、片道40分の移動
郵便局の倉庫の一角で、立ちっぱなしで作業するので普通に寒いです。
また私は車を持っておらず、片道40分かけて電車に乗っての6連勤となり、雪もしっかり積もっていたので体力的にしんどく感じました。
一方でもちろん、「こりゃ良いバイトだぁ」と思った点も。
- 作業がカンタン
- 人と会話しなくていい
- こまめに休憩がある
- 残業ゼロ
作業は各自で黙々と取り組むので、他のアルバイトさんとはほぼ会話しなくて良いのが個人的にラクでした。
また4時間の短いシフトにもかかわらず、1時間ごとに10分の休憩をとらせてくれました。
これはめちゃくちゃありがたかったです…
郵便局の短期バイトということで残業もありません。
むしろ「ハイ、時間なので帰ってくださーい」という感じで時間内終了を厳守してくれます。
このへんは郵便局の当たり外れがあるかもしれませんが…
年賀状仕分けバイト、給料はいくらだった?
8回の出勤で年賀状仕分けの短期バイトは終了。
気になるお給料は、時給940円&交通費込みで計32,080円でした。
正直…ビミョー。
仕事がカンタンすぎるので期待はしていませんでしたが、それでも肩透かし感はややあります。
地方の小規模な郵便局なので、時給は地域によってまちまちかと思います。
個人的なネックは「交通費」です。
自宅から郵便局までの距離で交通費が区切られており、貰えた交通費が実際の出費よりも少額でした
(「もう少し出て欲しかった…」というのが本音です)
年賀状仕分けバイトがおすすめの人。初挑戦の感想
「身体を張って連勤したわりに、あんまり稼げなかった…」というのが正直な感想。
残業は一度も無く、時間内にキッチリ終わってくれるので、シフトの工夫次第でダブルワークも可能です。
経験してみた結果、年賀状仕分けバイトに向いているのは以下のような人。
- 年末年始ヒマでとにかく時間を潰したい
- 単純作業が得意
- 給料よりも残業なしや休憩を重視
- アクセス良好な郵便局がある
この条件がそろっている方は、過度なストレス無く年賀状バイトをこなせると思います。
逆に、できるだけたくさん稼ぎたい人や、連勤・単純作業に耐える自信が無い人は難しいバイトかもしれませんね。
仕事内容はシンプルですし、残業は一切なくキッチリしているので、ぜひ気軽に応募してみてくださいね。
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