私たちの日常に、当たり前のように溶け込んでいるゴミ箱。
でもよくよく考えると「結局ゴミ袋にまとめているし、ゴミ箱っていらないのでは?」と思い至ります。
実際、一人暮らしやミニマリストさんのお部屋にはゴミ箱が無いことも少なくありません。
性格やライフスタイルによっては、ゴミ箱が無い方がゴミ捨てがはかどる場合もあり、オシャレな代用アイテムを用意するのもカンタンです。
この記事では、ミニマリストや一人暮らしの方向けにゴミ箱がいるかどうかの判断基準や代用方法について解説していきます。
ミニマリストにゴミ箱が要らない理由
スペースをとって邪魔
小さなモノ1つでも、あるのと無いのとでは自由なスペースがかなり異なります。
テーブルの上に置きっぱなしのリモコンを片付けるだけで一気にテーブルが広くなったように感じたことはありませんか?
ゴミ箱も同じで、置けば部屋のスペースはそこに消費されてしまいます。
特にワンルームや1K、生活スペースが限られている部屋ではただゴミを留めておくだけの箱に貴重な空間を取られることに。
「空間」を人一倍大切にしているミニマリストにとってゴミ箱は、持つことが躊躇われるアイテムなんです。
見栄えが悪い、生活感が出る
ゴミ箱を置くとどうしても、生活感が出てしまいます。
フチからゴミ袋がくしゃっとはみ出たりすると、見栄えも良くありません。
もちろん、部屋に馴染むようなオシャレなゴミ箱もたくさんあります。
しかしインテリアにもなるデザイン性の高いゴミ箱は、正直値段が高いです…一人暮らしには少し手が出しにくい。
「ゴミ箱+ゴミ袋代」を出すより、ゴミ袋代だけで済むほうが金銭的にもオトクですよね。
そもそも出るゴミが少ない
必要最低限の消費に抑えるミニマルな生活を心がけていると生活の中で発生するゴミも少なくなります。
カーペットが無ければコロコロのシートのゴミは出ませんし、洗い物が少なければ使うキッチンペーパーの量も減ります。
1つ1つは小さなゴミでも、生活の様々な場面で使うモノの量が減れば、ゴミの量も少なくなっていくんです。
一人暮らしで、自炊をする頻度も少ないとなればなおさら、ゴミ袋1つあれば充分という結論になってもおかしくありません。
一人暮らしにゴミ箱、いる派といらない派の意見
「ゴミ箱がいらないって、ミニマリスト限定の話でしょう?」
そう思われる人も少なくないでしょう。
そこで、ネット上でゴミ箱が「いる派」と「いらない派」の意見を調査してみました。
主に一人暮らしの人をメインに調べていますので、ぜひ参考にしてみてください。
ゴミ箱いらない派の意見
まずは、ゴミが必要ないと判断している人の声を見てみましょう。
もっとも多かったのは、「ゴミをつい放置してしまう」という意見でした。
一人暮らしだと実家よりも出るゴミが少ないので、ゴミ箱が溜まるペースが遅くなります。
となると、ゴミの日になっても「まだ溜まってないからいっか!」と回収を先送りにしてしまう訳ですね。
実は私もよくやっていました(笑)
特にフタつきのゴミ箱は、溜まったゴミを見ないフリして、開けたときに激臭が…なんてこともしょっちゅうあります。
部屋の空間が限られている一人暮らしで、ゴミ箱にスペースを取られてしまうのはもったいない気もします。
ゴミ袋を交換する手間も考えると、一人暮らしとゴミ箱は相性が悪いと考える人も多いようです。
ゴミ箱いる派の意見
一方で、一人暮らしを経験するうちにゴミ箱の便利さに気づいたという人も。
必要派に多かった意見は、「大きめのゴミ箱が1つあれば便利」という声でした。
こまめな片づけが苦手な人に大きなゴミ箱があれば、出たゴミは一まとめにしておけるので便利ですよね。
頻繁に掃除しないのであれば、「ゴミはとにかくここ!」と決めておくと部屋も散らかりにくいです。
ゴミの日が来れば、まとめておいたのを一括で捨てるだけで済みます。
また、「一人暮らし向けの分別できるゴミ箱がほしい」というリクエストの声もありました。
分別できるよう区分されたゴミ箱はありますが、どれもサイズが大きく、家族向けのものがほとんど。
一人暮らしの小さな部屋でも使えるような、コンパクトなゴミ箱があれば良いですよね。
ゴミ箱がいらない人の特徴
調査した意見をもとに、ゴミ箱が要らない人の特徴をまとめてみました。
- 部屋が狭い
- ゴミ捨てを先送りにしがち
- 自炊をよくする
ポイントは「ゴミを溜めやすい人ほどゴミ箱は邪魔」ということ。
特に自炊をする人が生ごみをゴミ箱に入れてフタをすると、悪臭の原因になりかねません。
私もかつてゴミ箱を持っていましたが、ゴミ箱を捨てた後の方がちゃんとゴミ出しするようになりました。
ペダルを踏んでフタを開けるタイプの大きめのゴミ箱だったのですが
ズボラな性格も相まって「まだ溢れてないから」と、ゴミ出しをサボることもしばしば。
年末の大掃除を機に思い切って捨ててみたら、溜まりゆくゴミにちゃんと向き合うようになり、自分でも驚くほど毎週ゴミ出しをするようになりました。
もちろん、これらの特徴に当てはまるからと言って、必ずゴミ箱を手放さないといけないというわけではありません。
ゴミ箱を部屋に置くかどうか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
出たごみはどうする?ゴミ箱の代用アイテム
「ゴミ箱が無いなら、出たゴミはどうするの?」
ゴミ箱があるのが当たり前だった私たちにとっては、そんな疑問が浮かびますよね。
それでは、ゴミ箱の代用方法についてキッチンとリビングに分けてご紹介します。
キッチンのゴミ箱代用
ゴミ箱が無くなると特に困りそうなのが、やはりキッチン。異臭の原因である生ごみが発生する場所です。
キッチンのゴミ箱代用におすすめなのは、シンクの内側にレジ袋を設置すること。
私の自宅キッチンもこの方法です。100均で売っているフックで扉に引っ掛けています。
調理中のゴミを真下の袋に入れられますし、溜まったら口を結んでゴミ袋に入れるだけでいいのでラクです。
また、自宅の冷凍庫のスペースが余っている人は生ごみを冷凍させておくのもおすすめ。
匂いが出ないので夏場や梅雨の時期は特に便利ですよ。
リビングのゴミ箱代用
清潔さを保ち、生活感をあまり出したくないリビングでは、紙袋が役に立ちます。
スーパーの袋と違い、紙袋ならゴミ箱の中身が見えません。
リビングやダイニングにおいても見栄えしますし、生活感もグッと減らすことができます。
オシャレで大容量の紙袋なら、100均でも買えます。
まとめ
以上、「ミニマリストにゴミ箱は必要なのか?」というテーマのもと解説しました。
改めてお伝えしておくと「ミニマリストになりたいならゴミ箱は捨てろ」なんてことは絶対にありません。
これはゴミ箱に限らず「何が必要で、何が不要なのかは、ライフスタイルや性格の数だけ異なる」ということがポイントです。
今回の記事が、快適なミニマルライフのために少しでもお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント