ミニマリストさんの「捨てたものリスト」に名前が並びがちな家電、炊飯器。
「土鍋で炊いたほうが美味しい」
「炊飯器を洗うのが面倒」
そんな声を聞くと、確かに捨てたほうが良いかも…なんて気になりますよね。
しかし本当に捨てて良いのか、買わなくていいのか、きちんと検討しないと「やっぱり必要だった…」と後悔することになります。
そこで今回は、炊飯器の必要性を再検討。
いる派、いらない派の口コミを調査したうえで炊飯器を持たないメリット&デメリットを解説します
炊飯器以外で米を炊く方法や、SNSで話題の「ダイソー炊飯マグ」についてもご紹介するので、ぜひ最後まで読んで頂けると嬉しいです。
炊飯器がいらない派の意見
ではさっそく「炊飯器はいらない」と考える人の声を見てみましょう。
調べたところ、以下のような声が上がっていました。
- 土鍋で炊いたほうが美味しい
- 炊飯器はこまめに手入れしないと不衛生
「米を鍋で炊く」と聞くとなんだか料理上手で本格派なイメージがありますが…
やってみると意外とカンタンと感じる人が多いようですね。
米のでんぷんを含んだ水蒸気を受ける炊飯器のフタやゴムはカビが繁殖しやすく、頻繁に掃除しなければなりません。
汚れた炊飯器で米を炊くと不衛生で、体にも悪いですよね。
掃除する手間と衛生面を考慮すると、炊飯器で米を炊くのは非効率だと感じるようです。
炊飯器がいる派の意見
一方、「自分には炊飯器が必要」と判断した人の声もチェックしてみましょう。
調査した中では、以下のような意見が多い傾向にありました。
- 土鍋で炊くのは難しい、炊飯器の方が確実で美味しい
- 一口コンロだから炊飯器がないと料理できない
- おかずもスープも作れて便利
鍋やレンジなど、炊飯器以外の方法でお米を炊くにはコツが要ります。
水加減や加熱時間などを厳密に調整する必要があり、毎回炊きあがりのクオリティが変わるとストレスに感じるでしょう。
安定して美味しい白米を食べたいなら、炊飯器を使った方が確実です。
また、「一口コンロだから炊飯器が無いと料理できない」という声も。
たしかに鍋やフライパンでお米を炊く場合、1つしかないコンロを20分以上占領することになり、その間おかずの加熱調理ができません。
その点、炊飯器なら鍋代わりにおかずもスープも調理できます
忙しい日々の中で、毎日料理に何十分もかけている暇は無いという人もいるでしょう。
炊飯器なら調理場を取らないうえ、できあがり時間の設定もできるので便利です。
炊飯器を持たないメリット&デメリット
調査した意見をもとに、炊飯器をもたないメリットとデメリットをそれぞれまとめました。
炊飯器をもつかどうか迷っている人は、ご自分と照らし合わせて参考にしてみてくださいね。
炊飯器を持たないデメリット
- 毎回白米の仕上がりに差がある
- 炊飯中、コンロを占領してしまう
- 炊飯の予約&保温ができない
先ほどもご紹介したように、ご飯を炊飯器以外の方法で炊くにはコツが要ります。
水の量が仕上がりを左右しますし、火加減も間違えれば盛大に焦げたり、べちゃついたり…
料理があまり得意でない人にはおすすめできません。
また予約炊飯ができないのも痛手です。
寝る前にセットすれば朝ごはんに、外出前にセットすれば帰宅後ゼロ秒で白米を食べられます。
料理に手間をかけたくない人や、毎日白米を食べたい人は、炊飯器がある暮らしの方が適しているでしょう。
炊飯器を持たないメリット
- キッチンのスペースが広くなる
- 白米がより美味しく炊ける
- 炊飯器のパーツを洗う手間が省ける
炊飯器はスペースもコンセントも占領する家電。
キッチンをすっきりさせたい人は、調理鍋で米も炊いてしまうほうがスペースに余裕ができて良いですね。
また、炊飯器の細かいパーツを分解して洗って乾かして…という面倒なお手入れが無くなるのもメリットです。
パーツの一部だけが壊れて買いなおし…なんて事態もありません。
そして何より、コツをつかんで鍋でご飯を炊けると格段にレベルアップした美味しいご飯をいただくことができます。
「土鍋で炊いたような~」という炊飯器のキャッチフレーズをよく見かけますが、あれを実際にやってしまうということですね(笑)
掃除の手間を省いて、料理に手間をかけたいという人は、炊飯器が無くても良いと言えます。
炊飯器なしの炊飯方法!代用品をご紹介
それでは、炊飯器無しでどのようにお米を炊くのでしょうか。
実はわざわざ新しく土鍋を買わなくても、家にあるもので今すぐ試すこともできるんです。
お金をかけて本格的なものを用意する必要は一切ありません。
炊飯器の代用品をチェックしてみましょう。
土鍋
まずご紹介する代用品は、定番の土鍋。
「土鍋」といっても大層なものを用意する必要はなく、自宅にある普通のお鍋で大丈夫です。
鍋なら容量も大きいので大量の米を一気に炊飯することもできます。
土鍋でお米を炊く手順は、以下の通り。
- 米を3~5回ほど軽く洗う
- 洗米したら1合あたり200mlの水を入れ
夏なら30分~1時間、冬なら1時間~2時間ほど浸水させる。
- フタをして沸騰するまで中火にかけ
沸騰したら弱火にして10分~15分加熱。
完全に水分が無くなれば加熱完了
- フタをしたまま10分間蒸らす
それなりに手間はかかりますが、美味しいご飯ができあがりますよ。
コツをつかめば手際よくできそうですね。
最近はコンパクトサイズな一人用の土鍋も豊富にそろっているので、ぜひチェックしてみてください。
フライパン
「一人暮らしで鍋が無い…」という人でも今日から炊飯器無しで米を炊ける方法、それがフライパンです。
キッチンに必ず1つはあるアイテムで、白米を炊くことができます。
フライパンでお米を炊く手順は、以下の通り。
- 洗米して浸水させる(ここまでは土鍋と同じ)
- 浸水が終わったらフライパンに米を入れ
1合あたり150ml~170mlの水を注ぐ
- フタをせず強火にかけて沸騰させ
沸騰したらフタをして弱火にし約5~8分加熱する
- フタを取って底からやさしく混ぜ
再びフタをして弱火で約5分加熱する
- 約5分間フタをして蒸らす
フライパンで炊くときのポイントは底に米がこびりつかないようにすること。
鍋よりもお米がくっつきやすいので、数回かき混ぜる工程があるようです。
この方法を覚えておけば、万が一炊飯器が壊れても当日にご飯を炊けますね。
ダイソーの炊飯マグ
100均ショップ「ダイソー」から超手軽にご飯が炊ける神アイテムとしてSNSで話題になっている商品がありました。
ストーンウェアという材質でできた「炊飯マグ」という商品です。
値段はたった330円。
電子レンジで美味しいご飯が炊ける超優秀アイテムとして人気を集めています。
1合用なので一人暮らしやお弁当用にピッタリです。
使用方法もシンプルで、お米と水を入れ30分以上浸水させ、電子レンジにイン。
500Wで4分、200Wで7分加熱し、そのまま10分ほど蒸らして完成です。
マグカップ型なので、そのままスープなどを注げば簡易的な雑炊やリゾットもできます。
お米をたまにしか食べない人はこのマグ1つあれば充分ですね。
ちなみに、ダイソー以外にもレンジ用炊飯マグは豊富にそろっているので、通販で購入したい人はぜひ参考にしてくださいね。
まとめ
以上、「炊飯器は本当に必要無いのか?」再検討してみました。
ここまで書いておいて何ですが、私は炊飯器いる派です。
炊飯器で蒸かして食べるサツマイモが好きすぎるからです。
なんじゃそりゃ…と思われるかもしれませんが、結局はモノを持つ理由をハッキリさせようという話。
「ミニマリストを目指すなら炊飯器捨てなきゃ!」と安易に決断するのは避けましょうね。
今回ご紹介したメリット&デメリットを踏まえ、ご自分のライフスタイルに合わせて選択してください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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