過食症,ダイエット依存を治すためのルーティン5選。摂食障害3年目の克服奮闘記

摂食障害体験記
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摂食障害になって3年目。

拒食による低体重、回復期過食、下剤乱用、チューイング…

さまざまな苦しみを経て、ようやく少しずつ回復の兆しが見えてきましたが
「克服した」「治った」とはまだまだ言えない状態です。
 

今回は過食症と向き合うなかで、不調にならないために意識していること、過食を防ぐために心掛けているルーティンについてご紹介します。
 

あくまで体験談ですが、少しでも参考になれば幸いです。

 

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ごまふ/北河朋花

摂食障害&大学休学経験のライター22歳
クラウドワークス3年目でライティング案件を受注
暮らしも思考もミニマルにして生きやすさを模索する日々
読書とカフェが大好き

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過食症克服のためのルーティン5つ

摂食障害になって3年目となる私が、現在意識しているマイルールは以下の5つです。

  • カロリー、栄養成分表示は見ない
  • お腹が空いたら食べる
  • 食材は一日分だけ買う
  • ダイエット関連の話題を視界に入れない
  • ファッションやメイクを楽しむ

いずれも摂食障害の根幹である「痩せへの執着」を手放すため、大切にしていることです。

それぞれ詳しく解説します。

 

カロリー、栄養成分表示は見ない

低体重になるまでダイエットしていたころは、アプリを使って徹底的にカロリー管理をしていました。
 

でも過食が続くうちに、「食べすぎた」「カロリーを抑えなきゃ」という不安や焦りが、過食スイッチの一因になっていることに気づきました。
 

摂食障害になって3年目となる現在ではカロリーを気にしないそもそも見ないということを徹底しています。

  • ペットボトルを買ったらラベルをすぐに剥がして捨てる
  • ストック系の食材は保存容器に移す
    ➡カロリーが見えないようにする
     
  • 外食チェーンのカロリー表は検索しない
    ➡誰かと食べるときは食事を楽しむ

 
エネルギー、糖質、脂質などのカロリーが細かく分かる成分表示が記載されているパッケージは、すぐに剥がし、視界に入れないようにします。

調味料類はラベルを剥がしたり、容器に入れて。
スープ類は表記があるパッケージから出す。

もちろん、「カロリー計算を徹底して食欲が安定した」という人もいるようですので、強く推奨するわけではありません。

個人差はありますが、私自身はカロリーのことを考えない方が心がずっとラクだったので、参考になれば幸いです。

 

お腹が空いたら食べる

我慢をしすぎると、のちのち爆発して過食スイッチが入ってしまいます。

「こんなに過食しちゃうなら、最初から普通に食事したほうが良かったじゃん」なんて経験は数えきれません。
 

そんな反省を活かし、今では「お腹が空いたら食べる」「過度な空腹状態にならない」ことを心掛けています。
 

ポイントはなるべくおやつではなく、食事をすること

おにぎり、卵焼き、ゆで卵、サンドイッチ、カロリーメイトなど、手軽に買えてお腹にたまりやすいもの、効率よくカロリーを摂取できるものを選んでいます。

栄養面でも精神面でも、健康的な気分を保てますよ。

 

食材は一日分だけ買う

過食の頻度はうんと減りましたが、今でも食べ物はあればあるだけ食べるクセが残っています。

自分が情けない…という気持ちも正直ありますが、後遺症だと割り切り、食材は食べるぶんだけ買うのがマイルールです。
 

ほぼ毎日買い物に行くことになるし、経済的にも効率は悪いですが、過食しないよりマシだと割り切っています。
 

1回の買い物で「あれも欲しい」「これも気になる」と目移りするときでも、「どうせ明日も買い物するから」というストッパーが働くのでおすすめです。

 

ダイエット関連の話題を視界に入れない

痩せへの執着が再燃しないよう、世間の「痩せ信仰」的な情報はできる限りシャットアウトしています。
 

  • テレビでダイエット企画や、女優さんの食生活の話が始まったらチャンネル即替え。
  • 好きな芸人さんがラジオでダイエットの話題をし始めたら、その部分はスキップ。
     

自分の心を守るために、情報の取捨選択を心掛けています。

おかげで発症3年目の今では「細い体型=幸せ、ではない。」と思えるようになりました

 

SNSではミュート機能を活用

情報量が多いSNSは対策しきれない部分もありますが…

Twitterの場合、「太った」「痩せた」「痩せる」「ダイエット」「食事制限」などのキーワードはミュートしています。
 

他にもタイムラインに心がざわつくツイートが流れてきたら、右上の『×』を押して『このトピックは今後表示しない』を選択。
 

これを2,3ヶ月続けるうちに、気づけばTwitterでダイエットやルッキズム関連のツイートを目にする機会は減ってきました。

気休めの予防策ではありますが、やる価値はあると思っています。

 

ファッションやメイクを楽しむ

「外見を磨くこと=痩せること」ではない。

摂食障害になってから、そう思えるようになるまで、とても長い時間がかかりました。
 

気分が上がる服を探す。好きな色を見つける。自分に似合うメイクを模索する。

姿勢を正す。服のシワをのばす。髪型を変えてみる。ネイルを塗ってみる。
 

そうやって自分自身が「楽しみながら見た目をととのえること」を続けてみるうちに、ダイエットは手段のひとつに過ぎないと気づきました。

今過食や拒食に苦しんでいる人にとって、なかなか難しいことかもしれません。

ですが、少しでも心に余裕があるときに、一度「もっと楽しく自分を磨く方法は無いかな?」と考えてみてください。

 

まとめ

以上、過食症を治すために意識するポイントについて、私の一例をご紹介しました。

  • カロリー、栄養成分表示は見ない
    ➡ラベルを剥がす、検索しない。とにかく視界に入れない。
     
  • お腹が空いたら食べる
    ➡我慢の反動による過食を防ぐ
     
  • 食材は一日分だけ買う
    ➡あると食べてしまうので、食べるぶんしか置かない
     
  • ダイエット関連の話題を視界に入れない
    ➡情報はミュート機能などを使って遮断。
     
  • ファッションやメイクを楽しむ
    ➡痩せる以外にも自分を磨く方法を模索してみる

 

過食を繰り返していると、「もう一生治らないんじゃないか」「このつらさがずっと続くんじゃないか」と不安になると思います。

特に回復期は過食がとにかく続き、「本当に回復するの?ずっと続いてどんどん太るんじゃないの?」という恐怖もありますよね。
 

私はお医者さんでも有識者でも無いので、いち経験者としてエールを送ることしかできませんが
「克服できてもできなくても、生きようとする限り必ず報われる」ということだけはお伝えしたいです。

 

もし「具体的な経験談を聞きたい」「気持ちを吐き出したい」ということがあれば、私のSNSやラジオ番組のお便りフォームから気軽にお声がけください。
いつでもお待ちしております。
筆者ごまふのTwitter:@gomafufufu_0504
ラジオ番組:生きあたりまったりカフェ@摂食障害でもじたばた生きる

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