元気な時こそカウンセリングに行く。心療内科がめんどくさい,やめたいと感じた頃に見直すポイント

生きやすさ探し

先日、2年間受け続けているカウンセリングを初めて忘れてすっぽかしてしまいました。

「予約を忘れるくらいなら、もう行っても意味ないんじゃないか?

「最近カウンセリングがちょっと面倒になってきたような…」
 

そう思い自分にとってのカウンセリングの意義を考え直した結果、「今の自分にもカウンセリングは必要だ」という結論に至りました。
 

そこで今回は心療内科のカウンセリングが面倒に感じたとき見直すポイントについて、私なりの考え方をご紹介します。

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ごまふ

摂食障害&大学休学経験のライター22歳
クラウドワークス3年目でライティング案件を受注
暮らしも思考もミニマルにして生きやすさを模索する日々
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最近カウンセリングが面倒になってきた

https://unsplash.com/ja

私は2021年の年明けごろから過食症を自覚し、同年3月に心療内科を受診。

以降、摂食障害を専門とする先生のカウンセリングを2週間に1回1時間、2年近く受け続けています。
 

通い始めた当初は「相談したい」「助けてほしい」という気持ちが強く、2週間に1回でも少なく感じるほどでした。
 

しかし症状が軽くなってきた今では、先生に相談したいトピックが減り、毎回半分くらいは雑談しているような状態です。
 

自分の中でカウンセリングの優先順位がしだいに下がっていて、先日はじめてカウンセリングを忘れてすっぽかしてしまいました

「先生と話すのが好きで通い続けてるけど、実はお金の無駄なのかな…?」

そう思い至ったのが、今の自分にとってのカウンセリングを考え直すきっかけでした。

 

元気な時こそカウンセリングに行く

最初は「カウンセリングが面倒=元気になったということでは?」と思いました。

でもしっかりと考えた結果、今のところカウンセリングを卒業するつもりはありません

その理由は主に3つ。

  • 「次に不調になったときどうするか」は、好調なときこそ考えられる
  • 話し相手がいる心強さ
  • そもそも予約がとりにくい

今の自分だからこそカウンセリングが必要なのだ、と自覚しています。

 

余裕があるうちに「予防策」を考える

予防や対策は事前に行うものです

地震が起こってから避難場所を探していては、手遅れになってしまいますよね。

メンタルも同じで、不調になったら病院に行く気力も体力も、判断力も無くなります
 

「自分の不調のサインは何か」「異変を感じたらどう対処するか」といった具体的なイメージは、余裕があるときじゃないとできません。

そしてカウンセラーに「再発したらと思うと不安で…」と相談してみることでアウトプットできます。
 

これに気づいてから私は、カウンセリングを「治す場」だけでなく「予防する場」として活用するようになりました。

 

話し相手が居るのは心強い

心の病気に理解があり、話を聞いてくれる相手は貴重です。

私は体調を崩してから人間関係がほぼゼロになり、愚痴を話せるような友人も居ません。
 

その点、カウンセラーの先生は病気と向き合うプロであり、話を聞くプロです。

2週間に1回、月に1回でも、気兼ねなく話せる相手が居るのと居ないのとでは大違い

日頃イライラ、もやもやしたり、上手くいかない日があったら「次のカウンセリングで話そう」と思えます。
 

「受診する」というより「話を聞いてもらう」ような感覚でいると、病院へ行く足取りも軽くなりました。
 

そもそも予約がとりにくい

根本的な話になりますが、心療内科のカウンセリングは予約がとりにくいというシンプルな理由もあります。

前もって押さえておかないと、本当にカウンセリングを受けたいときに受けられない可能性は高いです。
 

辛くて話を聞いてほしいときに、「次の予約は2週間先までいっぱいです」とか言われたら心折れちゃいますよね。
 

今日の自分が元気でも、来週の自分が元気とは限らない…

未来の自分のために、定期的に通っておくというのもカウンセリングに行くモチベーションになります。

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カウンセリングを終了するタイミングとは?

私は「今の自分にもカウンセリングが必要だ」という結論を出しました。

しかし、みなさんへ向けて「カウンセリングは嫌でも行きましょう!」と言うつもりは全くありません。

カウンセリングをやめるタイミングについて少し解説しておきます。
 

カウンセラーが合わないとき

自分の性格や考え方と合わないカウンセリングは、ほとんど行く意味がありません。

おそらく何度行ってもかえって不安やモヤモヤが積もるだけですし、お金の無駄です。

カウンセリングが面倒に感じる理由がカウンセラーにあるなら、行かなくても良いと言えるでしょう。

 

一人で向き合えるようになったら

これはあくまで私個人の考え方ですが、自分の調子の変化に対して、自分なりに対応できるようになったら、カウンセリングの卒業を検討しても良いと思います。
 

たとえば辛いこと、上手くいかないことがあったとき…

  • 「次のカウンセリングで先生に話そう」
    ➡カウンセリングが自分にとってまだ必要な存在
     
  • 「疲れているのかもしれない、ちょっと休もう」
    「何が良くなかったんだろう?」
    ➡問題に自分で対応している

と捉えることができるのではないでしょうか。
 

現在の私はカウンセリングを心の拠り所、最後の砦としているので、まだ卒業する気にはなれません。

もし困難に直面したとき、自分で自分をリカバリーすることができるようになったら、そこが辞めどきなのかなと思っています。

 

いきなり辞めず、頻度を減らす

ここまで「カウンセリングが面倒になったら辞めるのか」というテーマでお話ししましたが…

「辞める」ではなく、「頻度を減らす」のもアリだと思います。

2週間に1回を、3週間に1回へ
3週間に1回を、1カ月に1回へ…

急にガッと減らさず、徐々に減らして慣らすようにしましょう。
 

まとめ

以上、心療内科のカウンセリングが面倒になったときの、私なりのポイントをご紹介しました。

  • カウンセリングを定期的に受けることで予防になる
  • 病気に理解のある話し相手がいるのは心強い
  • カウンセラーが合わないときは辞めていい
  • 辞めるのではなく、頻度を減らして様子を見るのも◎

正解は千差万別、個人差がある話題ですから、みなさんも「自分にとってのカウンセリング」を考えてみてくださいね。

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