グーグルCEOエリックシュミット博士の卒業式スピーチ
昨日のカーネギーメロン大学の卒業式では、グーグルCEOのエリックシュミット博士がスピーチをしていたので、聞きに行ってきました。スピーチ動画はさっそく Youtube で公開されています。
英語のスクリプトは、 などにあります。
前半では昔と今の世代とのギャップを語っています。
大学時代、村岡先生という当時のボスに「幸運の女神には前髪しかない。」ということを言われたのですが、幸運の女神を捕まえるには、女神が来る可能性の高い「正しい場所」にいること、そして、ちゃんと捕まえられるように「準備」しろ(後ろ髪はないから、準備していないと通り過ぎてしまって捕まえられない)ということで、話がつながっている気がします。
計画に関する私の好きな名言で、ソフトウェア工学の教科書にも書いてあった、アイゼンハワーの、
そして、他に印象に残ったのが、
他にも「コンピューターも、携帯も電源を切って、自分のまわりにいるのは(機械じゃなくて)人間なんだということを知りなさい」など、名言がいろいろと飛び出しているので、興味がある方は動画をみたりスクリプトを読んだりしてみてください。
Youtube の CMU チャンネルでは、 ビルゲイツ、オバマ大統領、アルゴア元副大統領などがキャンパスに来たときのスピーチ動画も見られます。中でも2年前の卒業式のコメディアン・ ビルコスビーによるキーノートスピーチは全然違うスタイルで面白いです。Nerd(オタク)という言葉の連発から始まるスピーチ(罵倒?)は必見です。
写真を撮ってきたので何枚か貼ります。

▲卒業生

▲起立しているのがコンピュータサイエンスの博士号を取った人たち

▲円い虹と、空に向かって歩く人のモニュメント
■関連外部サイト
英語のスクリプトは、 などにあります。
前半では昔と今の世代とのギャップを語っています。
We used a programming language called Basic, you all use Java. ..... We got our news from newspapers. You get yours from blogs and tweets. ... We just didn’t tell anyone about our most embarrassing moments. You record them and post them to Facebook and YouTube every day. I am so happy that my record of my misachievements is not around for posterity... Did you know that we used mainframe computers with 300MB of storage to go to the moon 6 times, your iPods, 120GB, 500x more, just to get you to your next class.iPodってロケット制御のメインフレームコンピューターの何百倍も容量があるんですね。そういうような、「今の世代は、すごく進化した世界にいる」というようなことを言っていて、ここでアドバイス。
Don’t bother to have a plan at all. All that stuff about having a plan, throw that out. It seems to be it’s all about opportunity and make your own luck.... You cannot plan innovation. You cannot plan invention. All you can do is try very hard to be at the right place and be ready...イノベーションを計画することはできない。だから、計画なんて思い切ってやめてしまって、『正しい場所』にいること、そして『準備』することに注力しろ、と。
大学時代、村岡先生という当時のボスに「幸運の女神には前髪しかない。」ということを言われたのですが、幸運の女神を捕まえるには、女神が来る可能性の高い「正しい場所」にいること、そして、ちゃんと捕まえられるように「準備」しろ(後ろ髪はないから、準備していないと通り過ぎてしまって捕まえられない)ということで、話がつながっている気がします。
計画に関する私の好きな名言で、ソフトウェア工学の教科書にも書いてあった、アイゼンハワーの、
I have always found that plans are useless but planning is indispensable.というのがありますが、これはこれでいろんなところで役に立つ言葉だと思います。シュミット博士の言っているのはきっと、計画しすぎによる過去へのしがみつきとか、変化への適応力の問題を言っているのだと、解釈しました。
(私は計画というのは実際には役に立たないものだと思っている。だけど、計画することは不可欠だ。)
そして、他に印象に残ったのが、
Trust matters in a networked world. Trust is your most important currency.という言葉。「ネットワーク化された世界では、信頼が第一」とのこと。また村岡先生の話で恐縮ですが、去年の村岡研OB忘年会に参加したとき、村岡先生が「君たち、世の中で一番大切なものは何だか知っていますか?」・・・「倫理ですよ。」というようなことをおっしゃっていました。答えはモラルだったか、信用だったか忘れましたが、確かそんな内容でした。こういう話はいろんなところで聞きますが、コンピュータサイエンスの学者が科学への態度とかスキルがどうだとかよりも、そろってそういう話を強調するっていうことは、今更ながらですが、あまり褒められた世の中じゃないってことですね・・・。
他にも「コンピューターも、携帯も電源を切って、自分のまわりにいるのは(機械じゃなくて)人間なんだということを知りなさい」など、名言がいろいろと飛び出しているので、興味がある方は動画をみたりスクリプトを読んだりしてみてください。
Youtube の CMU チャンネルでは、 ビルゲイツ、オバマ大統領、アルゴア元副大統領などがキャンパスに来たときのスピーチ動画も見られます。中でも2年前の卒業式のコメディアン・ ビルコスビーによるキーノートスピーチは全然違うスタイルで面白いです。Nerd(オタク)という言葉の連発から始まるスピーチ(罵倒?)は必見です。
写真を撮ってきたので何枚か貼ります。

▲卒業生

▲起立しているのがコンピュータサイエンスの博士号を取った人たち

▲円い虹と、空に向かって歩く人のモニュメント
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コメント
インドから来たソフトウェア工学の友人達もこのcommencementでたくさん卒業していったよ。この不況にも関わらずほとんどアメリカで職が見つかったみたい。Schmit博士が来るのはまったく知らなくて、当日知ってみんなびっくりだったとか。
"plans are useless but planning is indispensable"
そう、ちょうど今季とってる選択科目がソフトウェアプロジェクトの見積もりのクラスでまさにこれ。ソフトウェア工学では、見積もりがないと、チーム内でのタスクの分配も、cusotmer expectation management も、process improvement も何もできないんだよね。まだないものを見積もろうっていうんだから、不正確で当然。何度もプランをトラックして replan することの方がもっと重要だと言われてます。たとえ最初は不正確でも、自分の見積もりデータが蓄積されてくれば、新しく行う見積もりの精度が上がる可能性もあるしね★
>幸運の女神には前髪しかない。
ナルホドねー
投稿者: ゆうき | 2009年05月19日 15:49
見積もりのクラス面白そうだね。特に iterative な開発だと難しそうだけど、そこらへんもうまくカバーするモデルがあるのかな?
投稿者: しま | 2009年05月20日 01:57